『新到三年 皓歯をみせず』 野村 克也 監督
「皓歯」とは明眸皓歯に用いられている白い歯という意味で、皓という字は歯科医師が好む漢字です。私自身、息子の名前にこの字をつけております。
石の上にも3年に通ずる言葉だと思います。物事を始めたら3年間は白い歯を見せることなく踏ん張らないといけないという教えです。
当院も4月11日で開業から3年が経ちました。やっと少し経営も軌道に乗り、白い歯を見せられるかと思ったら、新型コロナウイルス感染症の拡大です。今後は生活様式が変わる中で、歯科医院における診療体制も見直さないといけません。白い歯を見せることができるのは、3年先になるのかもしれません。
この現状の中でも、社会機能の維持のため、頑張っておられる医師、看護師、コメディカルのスタッフ、また、流通の関係者、小売店のスタッフ、また、休日返上で取り組まれている公務員の方々、多くの方に感謝申し上げます。
1日も早い収束を願うばかりです。
Kites rise highest against the wind – not with it
Sir Winston Churchill
第二次世界大戦下のチャーチル元首相の言葉です。
「凧は向かい風でより高くあがのであって、追い風の時ではない」と訳せると思います。
新型コロナウイルスの感染拡大の向かい風の中、より良い歯科医院にするための準備時期だと考えています。