むし歯予防は誰の仕事
先日、共同でう蝕予防の研究を行っている江崎グリコの研究所の方と予防歯科についてお話をする機会があり、思い出したことがありました。
タイトルにもつけてます『むし歯予防は誰の仕事?』ということを考えた時、皆さんはどのように考えますか。
この問に答えをくれたのは、アメリカ時代の恩師であるDr. Sekiguchiでした。アメリカから日本に活動の拠点を戻すと決断した師の一言は『日本の予防歯科に新しい風を吹かせなさい』という言葉でした。
最近では予防の大切はを多くのところで耳にすると思いますが、実際、何をしているのか、どのような効果があるのかなど、まだまだ疑問に思われている方も多いと思います。そのような疑問に当院では答えていきます。
さて、上記の『むし歯予防は誰の仕事?』という答えは、家庭での間食や歯磨き等、家庭で行うものと責任を感じているご両親が多いのではないでしょうか。しかしながら、現代社会は砂糖の摂取機会を増えており、ご家庭の努力だけではむし歯予防が難しいのが現状ではないでしょうか。一生懸命仕上げ磨きしていたのに、なぜうちの子だけむし歯になったのでしょうかと質問されることがあります。
当院では、その負担や責任の半分を一緒に担わせて頂きたいと思います。もちろん、ご家庭での仕上げ磨きや食習慣は大切です。ただ、ご両親も忙しく、手が回らないこともあると思います。だからこそ、定期的に歯科医院を受診して頂き、我々が足りないところを補っていきたいと思っています。
Dr.Sekiguchiからは、むし歯や歯周病の予防の為には、患者さんやその家族の責任という重荷の半分を我々が担っていくことだと教わりました。
当院では、そのような取り組みをスタッフ一同で皆様と一緒に取り組んで参ります。