細川ファミリー歯科クリニック

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院長日記


顎の痛み

 先日、福岡に住む母から、口が開けにくいときはどの診療科に行けば良いのかと質問を受けました。確かに顔の領域の痛みは、どこが専門とするのか分かりにくいのかもしれないと改めて思いました。

 口が開けにくい場合、顎関節症のことが多く、歯科が専門とするところです。

 口を大きく開けるというのは、咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋、側頭筋、顎二腹筋など複数の筋が調和をとりながら連動すること、また、骨と骨がぶつかる事を避ける為のクッションとなる関節円板も筋肉の動きに連動することなど、かなり複雑な動きを無意識のうちにしております。

 その動きのどこかに支障があれば、口が開きにくい、もしくは痛みとして症状として現れます。

 良くある症状の一つに、顎からカクカク音がするということが有ります。これは、クッションの役割をしている関節円板が前方にずれてしまっている事が原因であることが多いです。

 当院では、顎の関節をレントゲンとCTにて精査を行い、顎関節症の治療を行っております。

  では顎関節の原因は何かと言いますと、多くは生活習慣であることが多いです。例えば、左右どちらか一方ばかりで噛む、肘をつく、左右どちらかを下にして寝る。近年はスマホのやり過ぎ等、生活習慣を見直して頂く事が、予防法であり治療法の第一段階です。