細川ファミリー歯科クリニック

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院長日記


がん治療における歯科の役割

 当院は予防歯科を中心とし、子供から高齢者まで全ての方をサポートすることをコンセプトにした歯科医院です。

 強いて当院の特徴を挙げると英語での診療はもちろんですが、がんの支持療法を実践している歯科医院ということではないでしょうか。

 

 がん治療では、様々な問題が副作用としてお口の中に起こる事があります。その副作用を予防し、もしくは痛みを緩和することは、がん治療の成績に関わってきます。

 

 私自身はがんの支持療法についてオランダのRabaer-Durlacher先生とアメリカのEpstein先生から学ばせて頂きました。写真はRabaer-Durlacher先生のご自宅で朝食を食べながらミーティングをした後、アムステルデムを散歩しているときのものです。お二人がちょうどお話をしている背中が見えます。

 

 がんの支持療法はアメリカ、ヨーロッパで取り組まれ、現在は日本でもチーム医療として取り組まれています。歯科の話をしますと、口内炎が特に大きな副作用として関わりが求められています。ヨーロッパやアメリカと異なり日本での独自の取り組みとして、漢方薬を口内炎の痛みの緩和に用いる事が出来ます。我々の取り組みは、国際学会でのオープニングのプレゼンテーションに選ばれました。

 

 当院では口内炎による疼痛に対して半夏瀉心湯やエピシルを用いています。また、口内炎と歯周炎の増悪の予防のために歯科衛生士による口腔ケア(口腔衛生管理)を行っております。口内炎などでお悩みの方は、一度ご相談下さい。